オブラートの意外な使い道

こんにちは(^-^)特殊紙と機能紙の森商事株式会社です。富士宮は久しぶりの雨です。このまま雪にならないと良いのですが・・・

さて、紙の意外な使い道シリーズ第二弾です。
本日のお話は、弊社でも取り扱いがありますでんぷん紙、つまりオブラートについてです。オブラートはでんぷんからつくられる食用フィルムで、日本には明治時代に伝わったのだそうです。
オブラートというと、お薬などを飲むのに使用したり、水あめやゼリーなどを包んだりするくらいだと思いがちですが、これまた意外な使い道があるようです。

*お料理に
オブラートは、水には溶けやすいですが油には溶けにくい性質を持っています。オブラートで食材を包み油で揚げると、サクサクの食感になります。
また、肉団子を包んでスープに入れるとツルンとした食感になり、うまみの閉じ込められたおいしい肉団子スープが楽しめます。

*オブラートアート
お子様がいらっしゃる方はご存知の方も多いと思います。オブラートを使えば、凝ったキャラ弁も手軽に作れちゃう・・・らしいです。私は一度も挑戦したことがないのですが(*_*;

*唇のパックに
唇にリップや美容液などを塗ってからラップの代わりにオブラートをのせてパックします。食用なので夜そのまま寝てしまっても心配ありません。
鼻をかみすぎて鼻の下がヒリヒリする時にも効果があるそうです。風邪が流行するこれからの時期にはオブラートが手放せないかもしれませんね。

*入れ歯の固定に
これは意外でしたが、言われてみれば納得の使い道ですね!使い方は、入れ歯の大きさに合わせて折り曲げたオブラートを、入れ歯の上あご(または下あご)との接着面にのせてから口に装着します。はみだしてしまったオブラートは口をゆすげばすぐに溶けてしまうので、見た目も心配いりません。

*不思議な手紙!?
こちらは番外編です。
オブラートに油性マジックで文字やイラストを描き、水にそっと浮かべると、油性ペンで描いた部分だけ溶け残って文字や絵が水に浮かび上がります。
これは、先ほども記述しましたが、オブラートの水に溶けやすく油に溶けにくい性質を上手に利用していますね。古くなってしまったオブラートなどで実験してみてはいかがでしょうか?

いかがでしたか?新聞紙に引き続き、オブラートにも意外な使い道がありました。ご紹介した他にもまだまだ用途はありそうです。ポイントは、食用☆
紙って素晴らしい!