マイクロプラスチックについて

お世話になっております。特殊紙と機能紙の森商事株式会社です。

今回は、最近問題になっているマイクロプラスチックについて取り上げたいと思います。

マイクロプラスチックとは、5mm以下の小さなプラスチックの破片のことです。

マイクロプラスチックは、既に世界中の海で検出されていますが、微小なため回収が難しく、誤飲による生物や生態系への影響が懸念されています。

2018年に、コーヒーチェーン大手のスターバックスが海洋汚染問題に配慮し、2020年までに世界の全店でプラスチックストローの提供をやめると発表したことで、マイクロプラスチック問題が注目されるきっかけになりました。


プラスチックは、主に石油を原料とする高分子がつながっています。ペットボトルや包装フィルムの材料などに幅広く使われ、今や私たちの生活に欠かせません。

化学的に安定した物質ですが、紫外線や熱、波の力を繰り返し受けることで微細化が進み、これがマイクロプラスチックになります。

マイクロプラスチックをプランクトンや小魚が餌と間違えて食べると、内臓を傷つける可能性があり、また、マイクロプラスチックは汚染物質を吸着しやすい性質があるため、食べた生物の体内に汚染物質を運びため込んでしまいます。

マイクロプラスチックは食物連鎖とともに海や沿岸の生物や生態系に直接影響し、潜在的には人間の健康にも影響しうる世界的な課題とされています。

ただ、言うまでもありませんが、一番の問題はプラスチック製品ではなく、私たち人間のゴミ処理の仕方です。

海岸にレジ袋やペットボトルなどが落ちているのは、残念ながら珍しい風景ではありません。それらのゴミは長期間海岸に残るうちに、紫外線などでマイクロプラスチックになり、微細化すれば海へ流れ出てしまいます。海岸に捨てられたプラスチックごみを片付けることは、マイクロプラスチックの発生を抑える有効な方法のひとつです。

他にも、プラスチック製品をできるだけ長く使用し、使用しなくなったら分別回収や再利用を徹底するなど、個人単位で意識し実行できることはたくさんあるので、心がけて生活していきたいと思います。

また、プラスチック製品の代替えとして、紙製品も見直されています。弊社もプラスチックの代替品として紙製品をお客様にご提案させていただく機会が増えてまいりました。このまま紙製品が広く利用されていくかと思いましたが、2020年6月現在 COVID-19の影響で、使い捨てプラスチック製品の需要がかつてないほど高まっています。それに伴い、プラスチックごみの増加という課題も浮かび上がってきました。

コロナ禍の今、紙に携わる一企業として出来ることは何か、改めて考えていきたいと思います。